アルコール依存、でも断酒はちょっと、、だから絶対減酒

アルコール依存症は断酒が基本でしたが、某専門病院が減酒外来をはじめたので、自分も減酒でやりたい。

アルコール依存、減酒を強く誓う。

みなさんはじめまして、アルコール依存症の、のりすけです。
酒と戦うためのブログをはじめました。
まず、自分がアルコール依存症だと思う理由


~自分の症状や経過について~
30歳頃から不眠があったため、毎晩ビール500mmを2缶~3缶程度の飲むようになった。だんだん同じ量の酒では眠れなくなった為、更に4リットルの一番安い焼酎を買い置きし、ビールに加えて沢山飲むようになった。みるみる酒量は増えて、毎晩泥酔することが自分の睡眠そのものだった。
枕元にまで焼酎を置き、夜中に目が覚めたらその焼酎を飲んでまた泥酔した。


 この頃は若さもあって、こんな最低な睡眠でも仕事は何とか出来た。
しかしそのうちに悪夢をよく見るようになり、夜中に大声を出したり、トイレで用を足したつもりが、家の廊下で排尿していたことがあった。仕事中、だんだん頭がボーっとするようになっていた。
 仕事には片道10キロの道のりを自転車で通勤していた。悪いことに職場の隣には酒のディスカウントストアがあり、仕事が終わるとそこで500mmの缶中ハイを買い、自転車のドリンクホルダーに入れて飲みながら帰った。帰りの缶中ハイは、たまらない解放感であり、欠かせない習慣になってしまった。次第に帰るまでに1本では足りず、途中のコンビニで買い足して帰った。家につく頃には1000mmの缶中ハイを飲み干していた。
もちろん家でも泥酔するまで飲み続けた。泥酔して朝が来ればまた仕事だ。
 酒を飲むと気が大きくなり、家族にもキツくあたってしまうこともあった。当時、まだ小さかった子供には本当に申し訳ないことをした。


 こんな生活を続けていたら、明らかに物忘れが出るようになった。
何度も会ったことがある人なのに名前が思い出せない。いつも頭の中は真っ白。
大事な予定をすっかり忘れたり、まるで老人のようになっていた。身体は30代なのに人間として本来のパフォーマンスの内、40%程度しか使えなくなっていたような気がする。
 さすがにこれではマズイと思い、アルコールについて色々調べ、初めて自分の酒の飲み方が異常なものだと、このころになってようやく自覚した。


 30代中頃にはじめて断酒を誓い、心療内科に行き、睡眠薬をもらった。
しかし厳密には断酒ではなく減酒だ。
この時、自分に課したルールは、『交友の酒以外では絶対に酒を飲まない』というもの。要は飲み会では飲むけど、それ以外は飲まない、というもの。飲み会の頻度も2ヶ月に1回程度だったから、ほとんど普段は酒とは無縁の生活をした。
断酒ではなく減酒だったが、案外このルールを3年近く守って健康な生活をすることができた。もともとの不眠は睡眠薬を飲んだが、仕事も資格チャレンジも人間関係も良好なものになった。
 しかし3年も経つと、人はまた勘違いをする。
『アルコール依存症は治った様だ』または、『自分のアルコール依存症は軽傷だからまだ何とかなるのだ』という勘違いをし、ルールをどんどん曖昧にして飲む理由を作った。
そうやって、また少しずつアルコールに支配される生活に向かって行ってしまった。
 自分の考えたルールでは解禁日となる、交友の酒の場で大量飲酒して泥酔したり、ルールを曖昧にして、旅行やバーベキュー、息子の誕生会、年末年始、など特別な日は酒を解禁していた。更に仕事の日は飲まないが、休日は解禁というふうにまでルールはもはやないも同然になった。
 気が付けば自分は44歳、子供も中学生。何とか保っていたのは、スマホで『減酒アプリ』と言う物を使って、1ヶ月が30日だとすると、飲酒を解禁するのはその半分の15日まで、というずいぶん緩くなったルール。しかし厳守アプリを使って分かったことがあった。アプリに飲酒量を入力するのだが、解禁日に飲む飲酒量が半端ではないのだ。
 解禁日の休日は、昼頃から家で最近流行っている、ストロング(アルコール9%)の500mmを3本。ビール500mmを5本程度飲んで、夕方には泥酔した。そしてそういう日の夜は睡眠薬を飲んでも寝れなくなる。次の日の仕事はダラダラでもう死にたい気分にまでなった。 こんな気分の日が1ヶ月の内15日程度もあるのだ。もう人生そのものが辛い日々になっているようなものだ。全ての休日は酒を中心に考え、午前中に外出など用事を済ませたとしても、午後は酒を飲むために必ず帰宅した。やらなければならないことよりも酒を飲む時間を優先した。


 こんな生活が2019年7月までの自分の状況です。
そんなわけで、またここで最初のルールである『交友時の酒以外は飲まない』というルールを固く自分に課すことを決意しました。
アルコール依存症は断酒が大原則と言うのがほぼ常識になっているが、もう一度、このルールに基づいて『減酒』に取り組んでみたいと思います。
また経過はここで報告したいと思います。